最近、10代の姪っ子と話していて衝撃を受けました。
「え、Facebookって何に使うの?」
……そうか、もうそういう時代なんですね。ということで今回は、令和6年の総務省「通信利用動向調査」のデータをもとに、若者・Z世代のSNS事情を全部まとめて紹介してみます。
「なんか最近の若者のSNSよくわからない」という方に読んでほしい記事です。
これからSNSでフォロワー増やすぞー!インフルエンサーを目指すぞーという方は、きちんを各SNSの事情を把握しておく必要ありです。
まず驚いた:20代のSNS利用率は95%超え
結論から言うと、もはやSNSを使っていない若者を探す方が難しいです。
総務省のデータによると:
- 20代:95.0%(ピーク)
- 10代:91.8%
- 30代:91.4%
「若い人はSNSばかり」というイメージは完全に正しくて、9割以上が日常的に使っています。
ただ、面白いのは40代(90.1%)や50代(85.4%)も8割以上が使っているという事実。もはやSNSは「若者文化」ではなく、全世代が使う社会インフラになっています。60代で77.5%、70代で66.0%、80代以上でも51.3%。これ、すごくないですか?
世代別・プラットフォーム別の利用率まとめ
各SNSがどの世代に刺さっているか、ざっくりまとめるとこんな感じです。
| プラットフォーム | 全体 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| LINE | 91.1% | 96.7% | 97.9% | 97.8% | 98.4% | 98.5% | 97.1% | 71.8% |
| X(旧Twitter) | 43.3% | 62.8% | 78.0% | 64.1% | 48.1% | 43.2% | 28.1% | 8.1% |
| 26.3% | 12.9% | 29.8% | 33.2% | 38.6% | 32.6% | 21.6% | 8.1% | |
| 57.6% | 65.0% | 78.0% | 75.0% | 65.7% | 53.1% | 37.4% | 10.4% | |
| YouTube | 80.8% | 99.0% | 97.7% | 97.1% | 99.2% | 98.0% | 87.4% | 43.3% |
| TikTok | 33.5% | 65.7% | 58.7% | 39.7% | 33.2% | 18.7% | 5.8% | 8.7% |
| ニコニコ動画 | 10.8% | 20.0% | 24.3% | — | — | — | — | — |
※出典:令和6年総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
各SNS、何がどう違うの?正直に解説
LINE・YouTube:もはや「インフラ」
LINEは60代でも90%以上が使っています。もうこれは電話やメールと同じ扱いで、「持っていて当たり前」なツールですね。
YouTubeも同様。10〜40代ではほぼ全員(97〜99%)が使っています。エンタメだけじゃなく、料理・育児・ビジネス・教育など、「何か調べたいとき」にGoogleの次に開くのがYouTubeという人も多いのでは。
Instagram:「映え」から「自分らしさ」へ進化
10〜30代で70〜78%という高い利用率を誇るInstagram。
以前は「映える写真を投稿するアプリ」のイメージでしたが、今は**リールや写真・文章を使って”自分を表現する文化”**がすっかり定着しています。おしゃれな写真じゃなくてもいい、自分の好きなものを発信する場として使われているんですよね。
ただし60代で34.7%、70代で10.4%と年齢が上がると急に減ります。視覚的なコンテンツ中心という特性上、若者向けというイメージは当分続きそうです。
TikTok:若者の「検索エンジン」になりつつある
**10代で65.7%、20代で58.7%**と若者に圧倒的人気のTikTok。
面白いのは、20代(58.7%)から30代(39.7%)への急落です。TikTokはもはや「若者が踊るアプリ」ではなく、短い動画で情報収集・趣味の発見に使われるプラットフォームに進化しています。料理レシピ、コスメ、旅行情報……なんでも出てきます。
40代でも39.9%が利用しているのは驚きでした。
X(旧Twitter):情報オタクの聖地は健在
20代で78.0%という突出した数字を持つX。
リアルタイムの情報収集、推しのニュース、コミュニティ参加……テキストベースのコミュニケーションが好きな人たちの聖地として機能し続けています。ちなみに10代(62.1%)、30代(61.6%)でも6割を超えており、幅広い層に支持されています。
Facebook:30〜40代のビジネス・地域SNS
若者層からはほぼ離れられているFacebook(10代で12.9%)ですが、30代(39.2%)、40代(38.6%)では最も利用率が高いSNSのひとつです。
同窓会の連絡、地域コミュニティ、ビジネスネットワーク……。「長文が書ける、実名で信頼感がある」というメリットが特定世代に刺さっているんですね。
ニコニコ動画:愛されるカルチャーの砦
全体10.8%という数字ながら、**20代(24.3%)、10代(20.0%)**で根強い人気を持つニコニコ動画。
YouTubeやTikTokに押されながらも、コメント弾幕文化・二次創作・ボカロなど独自のカルチャーを持つニッチプラットフォームとして生き残っています。新規ユーザーの獲得は難しくなっていますが、コアなファンに支え続けられているんですよね。
若者の間で広まってきた「次世代SNS」6選
ここからが個人的に一番面白かった部分。統計データには出てこないけど、10〜20代の間でじわじわ広まっているアプリたちを紹介します。
BeReal:「盛らない」SNS
1日1回、ランダムなタイミングで通知が届いて、その場でインカメラ・アウトカメラを同時撮影。加工なし・演出なしの「今この瞬間」をシェアするアプリです。
「映えを求めない、ありのままの日常を見せ合う」というコンセプトが10〜20代前半に刺さっています。友達の「リアル」が見られる安心感があるんですよね。
Discord:「ゲームのためのアプリ」から進化した万能ツール
元はゲーマー向けの音声通話アプリでしたが、今は趣味のコミュニティ、推し活グループ、部活・サークルの連絡ツールとして幅広く使われています。
「勉強しながら通話でつないでおく」「深夜に友達と雑談する」など、LINEよりもっとカジュアルな使い方が特徴です。サーバー単位で複数のコミュニティを使い分けられる点が、多様な人間関係を持つZ世代に合っているんですよね。
GRAVITY:「疲れない」匿名SNS
匿名でつぶやきや相談を投稿できるSNS。フォロワー数やバズを意識しなくていい、気持ちに寄り添う反応設計が「疲れない・優しいSNS」として支持されています。
リアルの友人には言いにくい悩みや将来への不安を吐き出せる場所として、じわじわ広まっています。プロフィールに顔写真の掲載も禁止されているので、見た目ではなく内面で繋がれるのが特徴。
Lemon8:「保存したくなる情報」特化型
美容・ファッション・旅行・グルメなどのライフスタイル情報を、画像と文章で丁寧にまとめられる投稿型アプリ。
TikTokと同じByteDance運営ですが、「読める・保存できる情報」に特化しているのが差別化ポイント。Z世代女性を中心に、インフルエンサーに頼らず自分で情報収集したい層に広まりつつあります。
Yay!:趣味でつながる「通話SNS」
同世代と気軽につながれる通話・チャット型SNSで、登録ユーザーの85%が24歳未満というZ世代特化プラットフォームです。
特定の趣味や話題タグからルームに参加し、知らない人と雑談したり、勉強しながら通話したりする使い方が一般的。「通話コミュニティ」という独特の立ち位置が面白いアプリです。
whoo:位置情報を友達とリアルタイム共有
「今どこにいるか」をリアルタイムで共有できるアプリ。
放課後に友達の居場所を確認して「近くにいるから合流しよう!」という使い方が10〜20代に定着しています。サービス終了した「Zenly」の代替として急成長し、リリースから3カ月で1,000万ダウンロードを達成したそう。
オンラインとオフラインの境界を溶かすツールとして、若者の日常に浸透しつつあります。
まとめ:SNSは「目的別に使い分ける時代」へ
今の若者たちは、1つのSNSにすべてを集約するのではなく、目的・相手・気分によって複数のSNSを使い分けています。
- 家族・友達との連絡 → LINE
- 情報収集・ニュース → X / YouTube
- 自己表現・趣味発信 → Instagram
- ショート動画・娯楽 → TikTok
- コミュニティ活動 → Discord
- 盛らずリアルを共有 → BeReal
- 悩みを吐き出したい → GRAVITY
こうして並べてみると、それぞれがちゃんと棲み分けできているんですよね。どれかひとつが「勝つ」のではなく、用途ごとに最適なアプリが選ばれる時代になった気がします。
自分も使っているSNSを振り返ってみると、意外と「なんとなく使い続けているだけ」のアプリがあるかも……?ぜひこの機会に自分のSNS生活を見直してみてください。
データ出典:令和6年総務省「通信利用動向調査」「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」


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